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2018年1月29日平成29年度家畜繁殖技術講習会(家畜人工授精スキルアップ研修)が開催されました。

 

 岩手県家畜人工授精師協会は、1月24日(水)~25日(木)に、岩手県農業大学校で、平成29年度家畜繁殖技術講習会を開催しました。この講習会は、家畜人工授精技術の向上を目的とし、本県における繁殖技術の向上をねらって開催されています。1日目は、講義、2日目には、実技講習が行われました。

 この講習会の参加者は、家畜人工授精師免許取得後、概ね5年以内とし、県内で家畜人工授精業務に従事している方、業務には少しずつ慣れながらも、なかなかコツを掴むことができない方、さらなる上達を目指しスキルアップをはかりたい方が対象となっています。人工授精の腕は、畜産農家の経営を左右する重要な技術です。この講習会で、技術を磨いてもらい、早期受胎・出産により畜産農家の所得増大につなげてもらうことが期待されております。

 畜産酪農部生産指導課の大津信一課長は、「直腸検査所見の精度アップと不受胎の原因究明」について講演しました。授精師が、牛の妊娠や発情期を指先で見極めることができるよう、図や写真だけでなく、動画を流す等、現場に活きる講演を行いました。参加者は、熱心にペンをとり、2日目の実技講習に向けてイメージを膨らませました。さらなる上達を願い、大津課長は、「自分の診断が正しいかを確認することがスキルアップに繋がります。農家さんと相談をしながら、精度を上げてほしいです。」と述べました。

 

講演する、大津課長(24日、岩手県立農業大学校)