ニュースリリース

2016年1月22日岩手県TACパワーアップセミナー

 JA全農いわては盛岡市内のホテルで20~21日、岩手県TACパワーアップセミナーを開催しました。大会には県内JAのTACや営農担当職員ら55名が参加。優良事例の発表やグループ討議を行い、TAC活動のレベルアップを図りました。

 岩手県優良TACとして、27年度の最優秀賞を受賞した佐々木和徳さん(JA新いわて)は「ほうれんそうの連作障害対策による単収向上支援」と題し、若手担い手研究グループ「グリーン・バズ」への活動支援を通して久慈地方のほうれんそう出荷量増に成功した事例を報告。審査員を務めたJA全農いわての千葉丈営農対策部長は「佐々木さんの指導によるグループの意欲的な取り組みが生産者の信望を得ており、産地の活性化と復興に大いに貢献している」と講評しました。

 情勢報告ではJA岩手県中央会から農業対策部の高橋保志担当部長がJA岩手県大会議案に触れながら、JAいわてグループの施策について説明。農業者の所得増大と農業生産の拡大を最重点課題とし、担い手経営体のニーズに対する個別対応強化のため、実践体制を整えていくことなどを確認しました。

 主催者を代表し挨拶を務めたJA全農いわての照井勝也副本部長は「農協法、組織の再建、TPPなど経験したことのない変化が待ち受けている。現場の意見、TAC活動がより重要性を増すこととなるだろう」と話し、本大会が営農体制強化の一助となることを願いました。

大会の様子    受賞者

左:大会の様子 右:照井副本部長(中央)と優良TAC受賞者(左:優秀賞、佐々木雄孝さん 右:最優秀賞、佐々木和徳さん)(20日、盛岡市)