2025年8月20日新たなブランド米「白銀のひかり」 生産技術向上に向けて視察研修を実施
本会が事務局を務める岩手県JA稲作部会連絡協議会は7月29日、JA新いわて管内の岩手町にある圃場で、岩手県オリジナル新品種「白
銀のひかり」の視察研修を実施しました。
「白銀のひかり」は、「銀河のしずく」を母に持ち、「ふ系243号」を掛け合わせ、岩手県農業研究センターが10年以上を費やして開発した岩
手県のオリジナル品種です。「白銀のひかり」は倒伏に強く、多収が期待でき、銀河のしずくに似て粒が白くて大きく、食味も優れています。今年
からJA新いわてとJAいわて花巻管内で栽培を開始しており、作付面積は計100haほどで、9月中旬に収穫時期を迎え、総収量は500トン
ほどを見込んでいます。
この日の視察研修には県内6JAから、生産者・JA14名が参加しました。新たな品種を視察することで、水稲栽培に対する視野をひろげ、
栽培技術向上の一助となるよう視察研修を実施しました。
岩手県JA稲作部会連絡協議会の川村厚会長は「栽培方法は地域によっても微妙に違う。他地域を参考にしながら、生産者一人ひとりが
生産技術を自分のものにしないといけない、白銀のひかりが継続的な収量安定に貢献してくれることを期待していると話しました。