2025年9月19日第69回岩手県畜産共進会が開催されました
一般社団法人岩手県畜産協会は「第69回岩手県畜産共進会」として9月3日に「黒毛和種の部」、9月5日に「日本短角種の部」をJA全農いわて中央家畜市場で開催しました。同共進会は、岩手県内の家畜改良増殖を促進し、畜産農家が相互に研鑽を図ることを目的に、「黒毛和種」「ホルスタイン種」「日本短角種」「馬」「肉牛」の5部門で毎年開催されています。本会では、和牛登録室が事務局を務め、登録審査や繁殖性、ならびに肉質の改良についてなどのアドバイスを行っています。
9月3日に行われた「黒毛和種の部」には、県内の各JAから約100頭が出品され、「後継者の部」「若雌の1」「若雌の2」「父系若雌牛群」「繁殖雌牛群」「高等登録群」の6区に分けて審査が行われました。部門全体の最高賞である農林水産大臣賞には、花巻市の久保田直紀さんが「若雌の2」に出品した「さわゆうほう」が選ばれました。
「黒毛和種」の部 久保田 直紀 様 「さわゆうほう」
9月5日に行われた「日本短角種の部」には、JA新いわて管内で選抜された36頭が出品され、出産の回数や飼育方法によって「未経産」「初産」「経産」「牧野牛群」の4区に分けて審査が行われました。部門全体の最高賞である農林水産大臣賞には、岩泉町の三上孝弘さんが出品した経産牛「とよふくこ」が選ばれました。
「日本短角種の部」 三上 孝弘 様 「とよふくこ」
今年の共進会は11月8日までで、最終日は「肉牛」の部が行われ、その後総合閉会式が開催されます。
「さわゆうほう」、「とよふくこ」は、2026年に開催の「第65回農林水産祭」に出品されます。