〇北上地域（北上市）の状況
９月も気温が高く推移する見込みであることから、収穫適期も平年より早まることが予想されます。
圃場の黄化籾割合をよく観察し、テスト籾摺りを行い、刈り取り開始時期を見極めるとともに、玄米品質を維持するため、刈り遅れないように呼びかけています。

〇北上地域（北上市）の状況
出穂は平年より2～3日程度早まり、地域・ほ場差は少なく、穂揃いも概ね良好です。
出穂始期は7月29日、盛期は8月3日、終期は8月9日となっています。
斑点米カメムシ類の発生は米の品質（等級）に大きく影響しますので、生育に合わせ、適期の薬剤防除を行うように呼びかけています。

〇花巻農協北上地域管内の生育状況は以下のとおりです。
地域 草丈 茎数 本/㎡ 葉数
北上地域 ５年 77.7 509 10.7 ※7調査点平均値
平年 71.9 578 11.3
差比 108% 88% -0.6葉
〇北上地域（北上市）の状況
①7月25日の生育調査では、草丈は平年より長く、茎数は平年より少ないが葉数は平年並であり、生育は概ね順調です。
②減数分裂期に入り、幼穂長が4～20㎝になっており、まもなく出穂するところです。
③斑点米カメムシ類の密度を低下させるため、水田畦畔や農道の草刈りを必ず実施するように指導しております。

〇花巻農協北上地域管内の生育状況は以下のとおりです。
地域 草丈 茎数/株 葉数
北上地域 ５年 55.3 35.3 8.5 ※7調査点平均値
平年 51.9 33.8 9.0
差比 107% 104% -0.5

〇北上地域（北上市）の状況
7月5日の生育調査にて、草丈は平年よりやや長く、茎数、葉数は平年並で生育は概ね順調です。
6月25日頃から中干しが始まり、現在中干し中です。中干しを終えた後は、間断かんがいを繰り返してから、通常の水管理をしていきます。

〇花巻農協北上地域管内の生育状況は以下のとおりです。
地域 草丈 茎数/株 葉数
北上地域 ５年 30.3 15.4 5.8 ※7調査点平均値
平年 30.9 14.7 6.5
差比 98% 105% -0.6葉
〇北上地域（北上市）の状況
6月15日の生育調査では、草丈はほぼ平年並、茎数はやや多く、葉数はやや少なく、生育は概ね順調です。
目標茎数を確保したら、中干しが開始となります。

〇花巻農協北上地域管内の田植進捗状況は以下のとおりです。
地域 　田植始期 　田植盛期 　田植終期
北上地域 5月10日 5月16日 (5月26日) ( )内見込
田植始期：田植進捗10％
田植盛期：田植進捗50％
田植終期：田植進捗90％

〇北上地域（北上市）の状況
①育苗期は気温の高い日が続き、心配された細菌病の発生は少なく良好な苗となりました。
②北上地域の田植盛期は 5月16日でほぼ平年並みでした。調査地点の「ひとめぼれ」の移植日は5月19日でした。
③移植後は、低温や風の強い時期もありましたが、今のところ活着・生育ともおおむね順調です。
④北上地域の水稲生育調査は、6月15日から開始となります。（原則、6月～7月は5のつく日に調査）