いわて純情米 2023年産米生育状況

いわて純情米 2023年産米生育状況

JAいわて花巻 銀河のしずく

移植日:
出穂日:
刈取予定日:
出回り予定日:
2023年9月12日
産地コメント

〇花巻地域(花巻市)の状況
①花巻地域の「ひとめぼれ」生育調査ほ10か所の成熟期の生育状況は以下のとおりです。
        令和5年       平年(H30~R4までの平均)
            稈長   84.8cm(平年比 100)    84.5cm 
       穂長   18.9cm(平年比 102)    18.5cm
            穂数   375本/㎡(平年比 94)   401本/㎡

②花巻地域全体の出穂盛期は平年より2日早い8月2日でした。生育の地域差、ほ場差、品種差は比較的少ない状況で、梅雨明け後の高温多照で穂揃も良好、登熟は順調です。収穫時期は9月12日頃からと予想しています。
 
○調査ほの特記事項
①「銀河のしずく」の成熟期の生育調査結果は以下のとおりです。
                令和5年       平年(H30~R4までの平均)
            稈長   82.7cm(平年比 106)    78.1cm
            穂長   19.2cm(平年比103〕 
                    

②7月16日の東北北部の梅雨明け後、非常に暑い日々が続き出穂が早まり、登熟も順調です。(8月10日頃から一時低温、日照不足がありましたが、影響はほとんどないと思われます。)

③7月上・中旬見られたいもち病は散発的で、広域的な発生は見られません。

〇調査ほの特記事項
①「銀河のしずく」の出穂盛期は、平年より4日早い7月30日でした(穂揃良好)。出穂後の天候は良好で、登熟も順調です。9月10日頃には稲刈りが始まる見込みです。

②いもち病等の病害は今のところありません。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】

2023年8月16日
産地コメント

〇花巻地域(花巻市)の状況
①花巻地域の品種を込みにした出穂状況は、出穂始期(出穂10%)7月28日、出穂盛期(出穂50%)8月2日、出穂終期(出穂90%)8月8日となりました。出穂盛期は平年より2日程度早めです。

②東北北部の梅雨明け(7月22日)後、高温、多日照となり、出穂は早まり穂揃もよく、初期登熟は順調です。花巻地域の主力品種「ひとめぼれ」の稲刈りは9月15日頃に始まる見込みです。

③梅雨期間(東北北部梅雨入り:6月11日、梅雨明け:7月22日)は曇天の日が多く、葉色がやや濃いほ場も目立ち、葉いもちの発生が見られましたので、いもち病防除の徹底を指導しています。幸いなことに、梅雨明け後は高温、多日照に経過しいもち病斑の拡大は治まっています。

〇調査ほの特記事項
①「銀河のしずく」の出穂盛期は、平年より3日早い7月30日でした(穂揃良好)。出穂以降は高温、多日照で登熟は順調です。稲刈りは9月12日頃に始まる見込みです。

②いもち病等の病害は今のところありません。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】

2023年7月25日
産地コメント

〇花巻地域(花巻市)の状況
①花巻地域の「ひとめぼれ」生育調査ほ 10か所の、7月25日現在の生育状況は以下のとおりです。
                     令和5年           平年(H30~R4までの平均)
             草丈    81.6cm(平年比 104)     78.8cm
     茎数    424本/㎡(平年比94)    450本/㎡
     葉数    11.5葉(平年比+0.1葉)    11.4葉
②中干しが、6月20日頃から始まりましたが、梅雨入り(東北北部梅雨入り、6月11日、平年比−4日)後曇天が続き、中干し効果はやや不充分です。葉色はやや濃いほ場が多いです。7月末現在の生育は、草丈がやや長く、茎数はやや少(必要茎数は概ね確保)、葉色は全体にやや濃い状況です。
③7月9日頃から、幼穂形成期(幼穂長2.0mm)が確認されるようになり、花巻地域全体としても7月9~14日頃までには概ね幼穂形成期に達しているものと思われます(ほぼ平年並)。7月22日に東北北部でも梅雨明け(平年比−6日)となりました。今後の熱すぎない程度の好天を期待しています。

〇調査ほの特記事項
①7月25日現在の調査区(「銀河のしずく」)の生育状況は以下のとおりです。
                   令和5年             平年(H30~R4までの平均)
             草丈   92.8cm(平年比 107)     86.9cm
     茎数   424本/㎡(平年比 92)    462本/㎡
     葉数   12.9葉(平年比+0.9葉)   12.0葉
②中干しが、6月20日頃から始まりましたが、曇天が続き、中干し効果はやや不充分です。葉色はやや濃いほ場が多いです。
③幼穂形成期が7月11日頃から確認されるようになりました。幼穂形成期の確認はほぼ平年並でしたが、梅雨明け後の好天で、平年よりやや早めの出穂期となりそうです。高品質で良食味な「銀河のしずく」の生産に向け、出穂前後のかん水管理、その後の間断かんがい等、適正な水管理の徹底の指導を行っているところです。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】

2023年7月5日
産地コメント

〇花巻地域(花巻市)の状況
①花巻地域の「ひとめぼれ」生育調査ほ 10か所を平均した、7月5日現在の生育状況は以下のとおりです。
令和5年           平年(H30~R4までの平均)
草丈 57.0cm(平年比 105) 54.5cm
茎数 452本/㎡(平年比 95) 476本/㎡
葉数 9.3葉(平年比 ±0.0葉)9.3葉
②7月5日現在、草丈がやや長く、茎数はやや少、葉数は平年並です。必要茎数はほぼ確保されており、生育は平年並です。中干しが6月20日頃から始まり、中干し・間断かんがい継続中です。葉色はやや濃いほ場が多いです。梅雨入り後、蒸し暑い毎日が続いており、葉いもち発生に充分注意する様指導を行っております。
③まもなく、幼穂形成期(幼穂長2.0mm)が確認されるようになると思われます。今後は、低温時の深水管理、中干し後の間断かんがい、追肥や穂いもち防除剤の施用、畦畔の草刈り等の作業が中心となります。

〇調査ほの特記事項
①7月5日現在の調査区の生育状況は以下のとおりです。
令和5年             平年(H30~R4までの平均)
草丈 5.5cm(平年比 106)   62.0cm
茎数 450本/㎡(平年比 90)   497本/㎡
葉数 10.4葉(平年比 +0.5葉) 9.9葉
②7月5日現在、草丈はやや長く、茎数はやや少、葉数はやや多です。必要茎数はほぼ確保されており、生育は平年並です。中干しが6月20日頃から始まり、中干し・間断かんがい継続中です。葉色はやや濃いほ場が多いです。
③早いところでは、7月7日頃に幼穂形成期(幼穂長2.0mm)が確認されるようになると思われます。今後も栽培管理に最善を尽くし、品質がよく、美味しい岩手県産米を消費者の皆さんに届けられるよう、早めの梅雨明けと、極端な寒暖差のない適度な好天(都合のよい話しですが・・)が続くことを期待します。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】

2023年6月15日
産地コメント

〇花巻地域(花巻市)の状況
①花巻地域の「ひとめぼれ」生育調査ほ10か所の、6月15日現在の生育状況は以下のとおりです。
令和5年           平年(H30~R4までの平均)
草丈 30.8cm(平年比96)  32.0cm
茎数 217本/㎡(平年比 90) 242本/㎡
葉数 6.6葉(平年比-0.1)  6.7葉
②移植後の天候は概ね良好で、活着や初期生育は順調です。6月15日現在の調査結果では、草丈、茎数とも平年よりやや劣りますが、分げつの発生も本格化しており、生育はほぼ平年並と思われます。6月11日、東北北部の梅雨入り(平年比−4日)が発表されました。むしむしした天候が始まり、気の早い話ですが、からっとした天候(梅雨明け)が待たれます。
③6月の天候も概ね良好で、藻類、表層剥離の発生が見えましたが、定期的な降雨で被害は少ないです。水持ちの良い水田を中心に、水田の“わき”(ガスがわく)が見えます。本格的な中干しまでには多少間がありますので、2~3日程度の落水や積極的な水の入れ替え(間断かんがい)を指導しています。

〇調査ほの特記事項
①6月15日現在の調査区の生育状況は以下のとおりです。
令和5年            平年(H30~R4までの平均)
草丈 38.2cm(平年比 107)  35.6cm
茎数 205本/㎡(平年比 76)  269本/㎡
葉数 7.5葉(平年比+0.5葉)  7.0葉
②茎数が平年よりやや劣りますが、分げつの発生が本格化しており生育はほぼ平年並と思われます。
③花巻地域の「ひとめぼれ」の生育と同様、藻類、表層剥離の発生があり、水田の“わき”(ガスがわく)症状が見られますので、2~3日程度の落水や積極的な水の入れ替えを行い、“わき”や表層剥離症状の回避に向けた指導を行っています。
④ほ場写真は6月15日に撮影しました。朝から降雨があり、生育調査をしながら、小降りになった段階で撮影したものです。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】

2023年5月25日
産地コメント

〇花巻農協管内の田植え進捗状況は以下のとおりです。
地域 田植始期 田植盛期 田植終期
花巻地域 5月7日 5月15日 5月24日
北上地域 5月10日 5月16日 (5月26日)
西和賀地 5月18日 5月23日 (5月28日)
遠野地域 5月13日 5月20日 (5月27日)
管内合計 5月9日 5月16日 5月25日
( )内見込
田植始期:田植進捗10%
田植盛期:田植進捗50%
田植終期:田植進捗90%
〇花巻地域(花巻市)の状況
①育苗期は低温や高温の時期もありましたが,概ね良好な苗が生産されました。
②花巻地域の田植盛期は 5月15日で、ほぼ平年並み(昨年も5月15日)です。
③移植後は、降霜や風の強い時期もありましたが、活着やその後の生育は順調です。
④花巻地域の水稲生育調査は、6月5日から開始となります(原則、6~7月は5のつく日に調査)。
〇生育調査ほの特記事項
①生育調査地点の「銀河のしずく」の移植期は5月17日(平年5月17日)でした。
②生育調査ほの植付本数は3~8本(平均5.1本)、葉数は4.0葉です。モ類、表層剥離が見え始めました。

ほ場写真全景

【撮影地/花巻市鍋倉】

ほ場写真稲体

【撮影地/花巻市鍋倉】