JA全農いわてにおけるSDGsの取り組みについて

JA全農いわてにおける
SDGsの取り組みについて

本会におけるSDGs取組目標設定の考え方

  1. 1.SDGsへの意識が広まる中、本会が掲げている「純情産地いわて」ブランドプロミスの3つの柱「つなげる」「ひろげる」「根を張る」と関連づけた目標を設定し取り組む事で、さらなる「純情産地いわて」のファン獲得を目指します。
  2. 2.設定する目標については「持続可能な食料生産と農業の振興に取り組む」、「安心して暮らせる持続可能で豊かな地域社会づくりに貢献する」の2項目を意識しながら、事業計画等への反映を見据え、長期的に取組結果を積み上げていきます。

「つなげる」

いわての農業を継承し、
価値を高め、未来へ繋げる。

  • ①「純情産地いわて」の生産基盤拡充
  • ②生産者の生産コスト低減への支援
  • ③スマート農業・ICTを活用した農業を普及

「ひろげる」

生産者とともに、その想いを
消費者の食卓へと広げる。

  • ①県産農畜産物の販売を強化
  • ②岩手県オリジナルブランド品目の育成
  • ③生産者と結びついた販売を実践
  • ④リテール・Eコーマス事業を通じた販売拡大

「根を張る」

地域社会の一員として強く根を張る。

  • ①食農教育
  • ②岩手のスポーツを応援
  • ③SR活動

上記の経過を踏まえ、JA全農いわては各部において、
具体的取組目標を2つ設定し、事業と連携した取組を進めています。
クリックすると一覧が表示されます。

令和4年度の取組実施内容一覧はこちら

米穀部:取組目標 銀河のしずくの生産拡大に伴う安全・安心な食糧の安定供給

取組状況

 令和8年産までの作付け品種ビジョンを策定し、令和5年産が拡大ピークになる事を共有した。また、生産拡大に伴い主要取引先卸と販売拡大に向けた協議を進めた。(6/20第1回みちのく純情会、7/13第1回主要卸情報交換会)

米穀部:取組目標 「環境にやさしい精米袋への移行」の支援やSDGsに対応したノベルティ作成

取組状況

 「トートバック」を800個、「軍手」を1,200組制作し、どちらも個包装から紙帯、留め具への切替を実施した結果、計2000枚のビニール袋削減となった。

営農支援部:取組目標 スマート農業における各種技術の実装推進

取組状況

 栽培管理システム「ザルビオ・フィールドマネージャー」と可変施肥草地を連動させた施肥を中心に、V-NeKHs(仮想基地局)を活用したGPS搭載トラクターでの大豆播種、スマート農業(Z-GIS、ドローン等)の研修会(5回開催)を実施した。

営農支援部:取組目標 多様な労働力支援の実施(パートナー企業連携等)

取組状況

 県下JAに対する労働力需要調査を実施後、JAいわて平泉・東山水稲育苗センターに対するJTB連携での労働力支援を実施した(契約2件)

園芸部:取組目標 栽培技術の向上による経済生産性の高い農業の支援

取組状況

 営農組合等への園芸品目導入促進に向けうぃずOne指導体制の強化を実施し、19経営体のべ117回巡回指導を行った。また、JA重点品目設定による園芸産地確立事業を活用した支援も実施した。(219名、2,506a拡大)

園芸部:取組目標 産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(青果)
取組状況

 青果物輸送手段の安定確保に向けた輸送運賃改定の実施した。(6/1販売分から7JA「4エリア別」で運賃を改定)また、冬期間の安定輸送に向け、JAいわて平泉とストックポイント化に向けた集荷場利用条件を協議した。

畜産酪農部:取組目標 農業・食・環境の重要性について学ぶ食農教育
取組状況

 県内の小学校15校で酪農出前教室を行い、その内1校では生産者や乳牛を招き搾乳体験を実施して質の高い教育支援に努めた。また、11月29日(いい肉の日)に向け、いわて牛・いわて短角牛を使用した学校給食での提供に向けた実施校の申請を取りまとめ中

畜産酪農部:取組目標 産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(肉・生乳)
取組状況

生乳の流通合理化を目的に、県南3か所の集乳拠点を統廃合し、4月から新たに岩手県南広域クーラーステーションを稼働させ、輸送・運用コスト低減による生乳安定供給体制の構築を行った。
 また、子会社や関連会社を通じて消費地への安定的な販売を実施するために月間固定頭数を取り決め、供給を実施すると共に、その中から輸出牛を選定し海外への安定供給にも取り組んでいる。(黒毛和種27頭以上/月)

生産資材部:取組目標 被覆肥料の代替施肥技術普及
取組状況

BB肥料現地銘柄に配合している被覆肥料をグッドIBに置き換えた試験の実施を行った。(県内6JA、銘柄数:9 面積:9.3ha)
 また、BBドローン追肥試験をJA新いわて、JAいわて花巻にて120kg(6袋/20kg/2.4ha)実施した。

生産資材部:取組目標 ICT農機具の普及推進
取組状況

 ICT農機具(全自動田植機)の普及促進のため、農家組合員を対象に実演を行い、農業生産現場においてさらなる労力低減・作業効率化に向けた土台作りを実施した。(5月計4回 動員計110名)

広域事業(施設・エネルギー):取組目標 省エネに配慮した農業施設の整備(施設)
取組状況

 JA施設改修工事に伴い庫内蛍光灯をLED証明器具へ交換し、CO2排出量の削減に努めた。(JA新いわて2箇所「6月、8月」)
 また、JA支店冷暖房改修工事においても空冷ヒートボンプエアコンや省エネ法に準拠した高効率変圧器を内蔵したものを採用し、地球温暖化係数GWP値の削減に努めた。

広域事業(施設・エネルギー):取組目標 再生可能エネルギー開発と震災時にも利用できるエネルギーの活用提案(エネルギー)
取組状況

 家庭用太陽光発電システムの提案(JAいわて平泉、JAおおふなと)し導入に向けた協議を実施中。また本会関連会社に対してもPPA事業提案(太陽光発電システムによる自家消費)を最終提案して協議中。

管理部:取組目標 「純情産地いわて」の魅力を発信する広報活動と地域発展への貢献
取組状況

 青年協・純農Boyといわて純情むすめのコラボ企画を実施し、収穫体験・食材メニューの紹介を通じて「純情産地いわて」ブランドの魅力発信に取り組んだ。また、みのるダイニングにてJAいわて平泉フェアを実施し、県産食材の魅力発信及び地産地消にも取り組んだ。

管理部:取組目標 働きがいのある職場環境の構築と質の高い教育・研修の実施
取組状況

 令和5年採用においても公平な採用選考を実施し、総合職内々定者割合を男女1:1(各5名)として今後の女性管理職登用人数の増加に向けた取組を進めた。また本会業務の理解醸成のため、県独自での階層別専門研修やEラーニングシステムの活用促進との併用で質の高い教育を受講させ、モチベーションアップに努めた。

令和5年度取組目標一覧はこちら

取組目標 関連する
Goal No
米穀部 銀河のしずくの生産拡大に伴う安全・安心な食糧の安定供給
「環境にやさしい精米袋への移行」の支援やSDGsに対応したノベルティ作成
営農支援部 スマート農業における各種技術の実装推進
多様な労働力支援の実施(パートナー企業連携等)
園芸部 栽培技術の向上による経済生産性の高い農業の支援
産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(青果)
畜産酪農部 農業・食・環境の重要性について学ぶ食農教育
産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(肉・生乳)
生産資材部 被覆肥料の代替施肥技術普及
ICT農機具の普及促進
広域事業 環境に配慮した農業施設の整備(施設)
環境に配慮したCO₂排出低減機器の推進と周知拡大における活動の実践(エネルギー)
管理部 「純情産地いわて」の魅力を発信する広報活動と地域発展への貢献
働きがいのあるストレスフリーな職場環境の構築と質の高い研修の実施

JA全農いわては「純情産地いわて」が目指す理想像の実現のため、SDGsに取り組んでいます。

ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)|国際連合広報センター