スマート農業・省力化技術等のご紹介

水位センサーの活用

現状と課題認識

  • 水田の水持ち等の圃場特性は経験を積まないと把握しづらく、経験が浅い職員に水管理を教えるのも時間がかかる。
  • 除草剤の散布には十分な水位が必要だが、圃場全体の水位を確認することは手間がかかる。
    →水位センサーを活用して推移データを見える化する。圃場特性(水保ち等)の把握や除草剤散布に活用することで、水管理の質向上とデータの蓄積を図る。

水田farmo(ファーモ)の評価

  • 水田に設置したセンサーの情報をスマートフォンからいつでも確認できる。
水田farmo(ファーモ)

法人さまのご意見

  • システムが操作しやすい、通知設定など、誰でも簡単に操作できる。
  • いつでも簡単にスマートフォンで確認でき、水管理の時間短縮、圃場に出向く回数が減った。
  • 設置圃場の水位を見ることで隣接圃場の水管理の参考になった。
  • その圃場の水もちがおよそ何時間か把握することに役立った。
  • 除草剤を圃場によって使い分けできる。
  • 水もちのいい圃場、悪い圃場の確認ができ来年度の代掻き作業に適応できる。
  • 1人で管理できる面積を増やせる。

具体的な図表や写真

水位の経時変化をスマホに表示させるだけでなく、CSV形式でダウンロードして加工すれば、さらなる見える化も可能。

計測器
グラフ

自動給水機と併用した場合の作業時間削減効果

自動水管理システムの省力効果

  • 水位センサーと自動給水機を併用することで大幅に水管理にかかる作業時間を削減。
自動水管理システムの省力効果
(岩手県スマート農業事例集より)

1)実証区:遠隔・自動水管理システム(区画80m×125m、1筆)
対象区:同システム無し(区画36m×100m、1筆)
2)移動時間:自動利用(片道1.2kmで条件統一)
3)ほ場作業:給水バルブ操作・排水口までの徒歩移動・ 排水口操作、その他水管理に直接関係する作業(トラブ ル復旧対応等)の合計。
4)端末操作:ブラウザアプリへのログイン→起動→ 閲覧・遠隔操作→操作状況の確認→終了
5)水見の際の生育観察等の時間は含まない。