スマート農業・省力化技術等のご紹介

ザルビオを活⽤した可変施肥

可変施肥の概要

可変施肥の目的

  • 低収量ゾーンは多く施肥し、収量を底上げする
  • 倒伏するゾーンは少なく施肥し、倒伏を防ぐザルビオは可変施肥の基になるマップの出⼒と可変施肥マップの作成、対応農機⽤の連携データの出⼒が可能

主な⾏動・実績

ザルビオフィールドマネージャーにより、過去15年間の衛星画像を分析した、地⼒マップを基に可変施肥の散布マップを作成し、GPSナビキャスタ(IHI社)による可変施肥を実証(2年⽬)

GPSナビキャスタ(ブロードキャスター)

令和5年度は個⼈⽣産者の圃場(94.06a)で実証
品種:つぶゆたか
栽培⽅法:乾⽥直播栽培
肥料:直播専⽤211号(20-10-10)※窒素成分は100%肥効調節型
散布⽇:令和5年3⽉30⽇

ナビライナ(⾚丸)にUSBモリを差し込み散布マップを読み込む
過去15年間の画像から
解析した地力マップ
可変施肥の
散布マップ
※窒素成分で最大2.0kg/10aの加減となるよう設定

ザルビオを活⽤した結果

収量コンバインによる収量マップ

【均⼀施肥区】
反収:537kg/10a
変動係数(ばらつき):15.0%

【可変施肥区】
反収:584kg/10a
変動係数(ばらつき):14.3%
可変施肥区で9%増収

導⼊コストと回収イメージ

前提条件:⽔稲⾯積20ha、反収5%増(26kg増)
※岩⼿県R1∼R5平均反収を基準

収量増により、2年間で導⼊コストを回収!

導入コスト
項目 費用(税込円) 備考
xarvio料⾦ 110,000 ⽔稲20ha分の全機能(2年分)
GPSナビキャスタ 2,000,000 MGL604P(重量計付き、ホッパ容量600L)
肥料代増嵩 0 慣⾏施肥量を基準とした場合を想定
合計 2,110,000  
回収イメージ
収量増(kg) 収⼊増(税込円) 備考
5,200 1,126,667 26kg×200反、概算⾦単価13,000円/60kg